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おやじの旅3 越中八尾(やつお)「おわら風の盆」と上高地歩き旅

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今年の8月はことのほか暑い日が続いた、大阪など14日連続の猛暑日で記録を作ったという。
大阪だけの暑さではない。
全国的に、又世界でも異常気象が続いていると・・・。
3日の読売新聞(編集手帳)には、「この夏(6月〜8月)は、過去113年間で最も暑かった」と報じている。

9月1日から2日にこの暑さから少しでも逃れようと越中富山の八尾「おわら風の盆」、
哀調帯びた詩情豊かな唄と踊り,胡弓と三味線の響きなどを楽しみに訪れたのであった。
今回は、旅行社が募集する団体ツア−に参加した二日の旅である。


 名神道から東海北陸道を走り、飛騨清見ICを出て158号を通り奥飛騨温泉郷平湯へ入っていく、
途中、道路標識には気温23度〜24度を示していた。

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ホテルは建物、施設、料理全て”並”推奨するものはない。

越中八尾(やつお)「おわら風の盆」と上高地歩き旅

平湯温泉 中村館」と看板。午後5時ホテル到着、即夕食、6時過ぎスタ−ト、JR猪谷駅へ。

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 7時9分発、越中八尾へ約30分の電車である。
駅頭は人の波、メインスツリ−トは出店の軒、軒、軒である。
涼しい風と情緒を求めた狙いは見事に裏切られた 。
暑いばかりの、人、ひと、人であった。

さて肝心の”踊り”は???
町を練り、踊り、歩く情景などまったく見られない。

越中八尾(やつお)「おわら風の盆」と上高地歩き旅

時々家の玄関先で一連の三味線、胡弓,歌い手と踊り手が数人づつの熱演が行われる。
正対するのは家の戸口、家の人達である。観光客は後ろばかりを見るのである。

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一曲済めば次の家に移っていく。又別の町(支部)では舞台を造り、演技している。

越中八尾(やつお)「おわら風の盆」と上高地歩き旅

いずこも人の山である、見えるのは人の頭ばかり・・・

 八尾の町は11の支部に分かれて「おわら保存会」を作り、この伝統の踊りと技曲を末永く守り続けていこうとしている。
故に町ごとで、すこしづつ特徴ある形を伝えているようである。

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 地元の人に尋ねると、静かな三味の音、胡弓の響きで格調高く踊り、練り歩くのは、深夜の3時から4時ごろであると・・・
それは観光客の居なくなった時間帯であるとも・・・
八尾の家の人々は、三百年の昔から伝わる情感あふれる「おわら」を観光客のいなくなった時に静かに・・
心ゆくまで楽しむのであろうか。

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 我々遠方の他県からの者たちは、雑踏の中で、喧騒と人の頭のスキ間から、
少しの”踊り子”の姿を垣間見るだけであった。
全く思っていたイメ−ジとは程遠い現実の状況であった。

 ところで、「おわら風の盆」の由来を資料から見てみると、起源はよくわからないらしい 、
口伝によると、「八尾町の開祖、米屋少兵衛の子孫が保管していた町建に関する重要秘文書の返済を得て
喜びの祝いとして三日間、唄、舞、音曲、他いかなる賑わいごとでもとがめないから面白く、
町内を練りまわれという”おふれ”を町役所が出し、俗謡、浄瑠璃、その他思い思いの催しをなし、
三味線,太鼓、尺八、鼓などの鳴り物和して、昼夜の別なく町内を練り回ったのに始まる」と。

この祭日、三日が盂蘭盆三日に変わり、やがて二百十日の厄日に豊穣を祈る「風の盆」に変化してきたと言われている。

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故に村の、今の町の祭りなのである。テレビや報道で日本全国に知られ、
多くの観光客が9月1日から3日にドット押し寄せる今のブ−ムは、むしろ地元にとっても、
ありがたくもあり、迷惑でも有るかもしれないと思ったりした・・・自分たちで静かに祝いたいものを・・・と。

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 町中、”ぼんぼり”を飾りつけ、旧家の家々は門戸を開き祝いをしている雰囲気はそれでも、ゆっくり歩いて見て感じることは出来た。
一日掛けて遠くより出かけてきたそれなりのものはあったかなと思ったりもした。

 ホテルに帰り着いたのは午前一時前であつた、温泉にゆったりとつかり、汗と雑踏のほこりを洗い流した、
そして、私の「おわら風の盆」は終了した。

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 翌日は快晴、気温15度〜16度の上高地、釜トンネルを抜けると雄大な荒々しい「焼岳」の姿が見えてくる。

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穂高連峰の美しい峰峰と万年雪も見える。そして樹林、ゆっくり約3時間の歩き旅である。

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大正池から河童橋へ熊笹の生い茂る遊歩道を歩く。

越中八尾(やつお)「おわら風の盆」と上高地歩き旅

池面に映る立ち枯れの木々、焼岳の崩れ落ちた谷の斜面そして穂高の山々など、
昨日の雑踏からすっかり解放され、 すがすがしい気持ちでゆっくり歩いた。

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途中、上高地帝国ホテルでの「カマンベ−ルチ−ズケ−キ」はさらに気分を爽快にしてくれた。

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 河童橋付近は多くの人達で賑わっていた、みんな良い顔をしている、雄大な大自然は人の心を洗い清める。
13時バスタ−ミナル集合、帰路に着いた。


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